2020年06月04日
出産後の手術
皆さん、こんにちは(^^)
前回 妊娠から出産までのお話を
書かせていただきました(^-^)
多くの反響ありがとうございます(^○^)
さて、今回は出産後の入院手術のお話です。
3つの病院から子供は生めません宣言をされながらも奇跡的に自然妊娠し、たいへんな思いをしながら なんとか無事出産。
生まれた子供は3000g超えの元気な男の子でした。
出産後 1ヶ月 実家でお世話になり、
そろそろ、家に帰ろうかという頃
ミルクを飲んだあと、
吐いてしまうことが多くなったのですね。
最初は、新生児には よくあること・・・と。
思っていたのです。
それまで、そんなに吐くことも少なかったのに、生後1ヶ月近くになり急に よく吐くようになったのです。
実家にいると両親も ナニかと手伝ってくれて
少しだけど、育児の間に時間をもらって
育児書をよく読んでいたのですが
育児書の中に書かれていた
『幽門狭窄症』という病気のことが
ナゼか スゴくひっかかってて・・・。
頭から離れなかったのです。
(“ミルクを飲むと すぐに吐く”という症状と
生後1ヶ月くらいで進行するということ。
そして、第一子の男の子に多いということ。
ムスコくんの症状と なんだか、似てる・・・
本に書いてあるような“噴水のように吐く”ほどでは ないけれど・・・。
吐くこと以外は いたって元気なんだけど・・・
なんか、なんか わかんないけど。
『幽門狭窄症』のような氣がする)と。
母親(私)の直感でしかなかったのですが。
(違ったなら違ったで安心だし、
取りあえず、病院に連れていこう)と
実家近くの小児科に連れていきましたが
「新生児には よくあること。
たぶん、心配ないだろう」との診断でした。
それでも、その後も 吐くことが治まらず
やっぱり 自分の中のザワツキもまた
治まらず、両親にも相談して
別の病院でも診てもらうことに。
で、ムスコくんを出産した総合病院を受診。
診断は
「新生児には よくあること(授乳後に吐くということ)なので 現時点では“たぶん”心配ないと思います、が。今日中に また吐いてしまうことが1度でもあったら、そのときは念のため電話をください」と。
そして、帰宅後すぐ。
吐きました!
急いで病院に電話すると
「幽門狭窄症の疑いがありますね。
専門医のいる入院できる病院を紹介します。
こちらから電話をいれておきますので
すぐに向かって診察を受けてください」と。
(やっぱり!直感が当たったことを
確信した瞬間でした。
幽門狭窄症の“疑い”ではなく
ほぼ、まちがいないだろう)
母としての第六感が伝えていました。
すでに夕方になろうとしていましたが
すぐに支度をして紹介された病院に。
若くてスポーツマンのような2枚目の先生が迎えてくれて
「前の病院から連絡を受けてますよ。
さっそく診察してみましょう」と。
診察時間をとっくに過ぎていましたが
快く診てくれました。
結果は・・・
「まちがいなく“幽門狭窄症”ですね。
幽門狭窄症の子は すでに脱水症状を起こしてから様子がおかしいと連れてこられる子が大半なんです。なので、幽門狭窄症の治療を始める前に脱水症状を緩和しなければならないことが ほとんどなんですが。
よく幽門狭窄症だと疑えましたね。おかげで 余計な治療をせずに すぐに幽門狭窄症の治療に当たれますよ。幽門狭窄症ももちろんですが新生児の脱水症状もまた非常に危険が伴うので、それが回避できて本当によかった」と、言ってもらえました。
そして、幽門狭窄症の治療として
選択肢が2つあること。
新生児は その子が ナニかアレルギーがあるのか
全くわからない、
どのような薬がどんな副作用をもたらすか
わからないため、
覚悟が必要なことなどを伝えられました。
2つの治療法とは。
手術か薬物治療の2つ。
先に書いたように手術には 様々な薬も使うこと
特に使う麻酔が新生児に合わなかったときは
命の危険もあること。
ただし、そのようなことさえ なければ手術そのものは盲腸の手術よりも簡単だということ。
薬で治療する場合。体への急激な負担は少ないけれど、治療期間が長くなる。
少しずつしか改善できないので脱水症状も起こりやすい。
治療期間が長くなれば、それだけ体力の消耗も激しい。
最終的に薬でも改善がなかった場合には手術になる。手術になった場合、体力の消耗があるなかでの手術なので、それだけ危険もある。
どちらにしても、新生児故の危険が伴いました。
迷いました。すごく迷いました。
どちらを選んだとして
この子の命は 私の手に委ねられている。
私の選択が もしも まちがっていたら?
と考えると・・・
思考が停止してしまいそうでした。
思考では、何年も望んで やっと授かった
生まれたばかりの赤ちゃんに
メスをいれるなんて(>_<)
できるなら、薬で穏やかに改善していくほうに
望みをかけたい!
だけど、先生の
「ただ。手術を選択した場合、先ほど伝えましたように本来なら脱水症状を緩和してからの手術になるですが、この子はそれがない。
なので、体力があるうちに手術することができます」
その言葉を聞いて、
まるで 導かれたように
運良く 脱水症状がない状態で
ここまで来たということは。
(手術、だな)と決断しました。
こういうときは思考の判断より
直観を選ぶこと。
絶対です。
そう決まったら 事は早く。
次の日の夕方に手術が決まりました。
やっと会えた赤ちゃんの命が自分の選択に かかってると思うと怖かった。
手術室に送るときは なおさら
やっと会えた赤ちゃんに
もしものことがあったらと考えると怖かった。
子供が欲しいと願い続け
やっと叶った願い、子供を育てたいという願いは叶わないんじゃないかと考えると怖かった。
同意書、残酷な同意書。
この書類にサインをすることは
もう二度と会えないんじゃないかと、思ってしまうような 同意書。
(命さえ助かってくれれば、もうなにも望まない)と必死で祈った。
手術中のことは
やっぱりナニも覚えていない。
手術が終わり、無事戻ってきた我が子の
想像していたより
穏やかな寝顔に 改めて
(命があるだけで十分だ。 他はナニも望まない)と思った。
そして、10日程の入院を経て
ミルクも飲めるようになり
脱水症状もなく。
私がストレスにより母乳が完全に出なくなってしまった事以外、順調に退院することができました。
いろんな幸運に恵まれて
今では元気なムスコくん。
コロナ休校中、1日中ゲーム三昧の
おバカっちょに育ってしまいましたρ(・・、)
命がけの手術のあとは
大きな病気も怪我もなく
元気に成長しています。
また、子育てに本気で悩んだ時もありましたが
最終的には何があっても
“この子が生きてさえすればいいんだ”と。
親としての希望より
ムスコくんが笑顔でいられるほうを選択してきました。
おかげで、今は親子関係も良好と言えるかと思います(^^)
子育ては本当に自分が鍛えられます。
大きく成長する機会を与えてくれた
ムスコくんに、改めて感謝です(^ー^)
さて、次回は最終話。
ムスコくんと私のとても不思議な体験を
お伝えしたいと思います(^^)
楽しみにしていてくださいね
( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

前回 妊娠から出産までのお話を
書かせていただきました(^-^)
多くの反響ありがとうございます(^○^)
さて、今回は出産後の入院手術のお話です。
3つの病院から子供は生めません宣言をされながらも奇跡的に自然妊娠し、たいへんな思いをしながら なんとか無事出産。
生まれた子供は3000g超えの元気な男の子でした。
出産後 1ヶ月 実家でお世話になり、
そろそろ、家に帰ろうかという頃
ミルクを飲んだあと、
吐いてしまうことが多くなったのですね。
最初は、新生児には よくあること・・・と。
思っていたのです。
それまで、そんなに吐くことも少なかったのに、生後1ヶ月近くになり急に よく吐くようになったのです。
実家にいると両親も ナニかと手伝ってくれて
少しだけど、育児の間に時間をもらって
育児書をよく読んでいたのですが
育児書の中に書かれていた
『幽門狭窄症』という病気のことが
ナゼか スゴくひっかかってて・・・。
頭から離れなかったのです。
(“ミルクを飲むと すぐに吐く”という症状と
生後1ヶ月くらいで進行するということ。
そして、第一子の男の子に多いということ。
ムスコくんの症状と なんだか、似てる・・・
本に書いてあるような“噴水のように吐く”ほどでは ないけれど・・・。
吐くこと以外は いたって元気なんだけど・・・
なんか、なんか わかんないけど。
『幽門狭窄症』のような氣がする)と。
母親(私)の直感でしかなかったのですが。
(違ったなら違ったで安心だし、
取りあえず、病院に連れていこう)と
実家近くの小児科に連れていきましたが
「新生児には よくあること。
たぶん、心配ないだろう」との診断でした。
それでも、その後も 吐くことが治まらず
やっぱり 自分の中のザワツキもまた
治まらず、両親にも相談して
別の病院でも診てもらうことに。
で、ムスコくんを出産した総合病院を受診。
診断は
「新生児には よくあること(授乳後に吐くということ)なので 現時点では“たぶん”心配ないと思います、が。今日中に また吐いてしまうことが1度でもあったら、そのときは念のため電話をください」と。
そして、帰宅後すぐ。
吐きました!
急いで病院に電話すると
「幽門狭窄症の疑いがありますね。
専門医のいる入院できる病院を紹介します。
こちらから電話をいれておきますので
すぐに向かって診察を受けてください」と。
(やっぱり!直感が当たったことを
確信した瞬間でした。
幽門狭窄症の“疑い”ではなく
ほぼ、まちがいないだろう)
母としての第六感が伝えていました。
すでに夕方になろうとしていましたが
すぐに支度をして紹介された病院に。
若くてスポーツマンのような2枚目の先生が迎えてくれて
「前の病院から連絡を受けてますよ。
さっそく診察してみましょう」と。
診察時間をとっくに過ぎていましたが
快く診てくれました。
結果は・・・
「まちがいなく“幽門狭窄症”ですね。
幽門狭窄症の子は すでに脱水症状を起こしてから様子がおかしいと連れてこられる子が大半なんです。なので、幽門狭窄症の治療を始める前に脱水症状を緩和しなければならないことが ほとんどなんですが。
よく幽門狭窄症だと疑えましたね。おかげで 余計な治療をせずに すぐに幽門狭窄症の治療に当たれますよ。幽門狭窄症ももちろんですが新生児の脱水症状もまた非常に危険が伴うので、それが回避できて本当によかった」と、言ってもらえました。
そして、幽門狭窄症の治療として
選択肢が2つあること。
新生児は その子が ナニかアレルギーがあるのか
全くわからない、
どのような薬がどんな副作用をもたらすか
わからないため、
覚悟が必要なことなどを伝えられました。
2つの治療法とは。
手術か薬物治療の2つ。
先に書いたように手術には 様々な薬も使うこと
特に使う麻酔が新生児に合わなかったときは
命の危険もあること。
ただし、そのようなことさえ なければ手術そのものは盲腸の手術よりも簡単だということ。
薬で治療する場合。体への急激な負担は少ないけれど、治療期間が長くなる。
少しずつしか改善できないので脱水症状も起こりやすい。
治療期間が長くなれば、それだけ体力の消耗も激しい。
最終的に薬でも改善がなかった場合には手術になる。手術になった場合、体力の消耗があるなかでの手術なので、それだけ危険もある。
どちらにしても、新生児故の危険が伴いました。
迷いました。すごく迷いました。
どちらを選んだとして
この子の命は 私の手に委ねられている。
私の選択が もしも まちがっていたら?
と考えると・・・
思考が停止してしまいそうでした。
思考では、何年も望んで やっと授かった
生まれたばかりの赤ちゃんに
メスをいれるなんて(>_<)
できるなら、薬で穏やかに改善していくほうに
望みをかけたい!
だけど、先生の
「ただ。手術を選択した場合、先ほど伝えましたように本来なら脱水症状を緩和してからの手術になるですが、この子はそれがない。
なので、体力があるうちに手術することができます」
その言葉を聞いて、
まるで 導かれたように
運良く 脱水症状がない状態で
ここまで来たということは。
(手術、だな)と決断しました。
こういうときは思考の判断より
直観を選ぶこと。
絶対です。
そう決まったら 事は早く。
次の日の夕方に手術が決まりました。
やっと会えた赤ちゃんの命が自分の選択に かかってると思うと怖かった。
手術室に送るときは なおさら
やっと会えた赤ちゃんに
もしものことがあったらと考えると怖かった。
子供が欲しいと願い続け
やっと叶った願い、子供を育てたいという願いは叶わないんじゃないかと考えると怖かった。
同意書、残酷な同意書。
この書類にサインをすることは
もう二度と会えないんじゃないかと、思ってしまうような 同意書。
(命さえ助かってくれれば、もうなにも望まない)と必死で祈った。
手術中のことは
やっぱりナニも覚えていない。
手術が終わり、無事戻ってきた我が子の
想像していたより
穏やかな寝顔に 改めて
(命があるだけで十分だ。 他はナニも望まない)と思った。
そして、10日程の入院を経て
ミルクも飲めるようになり
脱水症状もなく。
私がストレスにより母乳が完全に出なくなってしまった事以外、順調に退院することができました。
いろんな幸運に恵まれて
今では元気なムスコくん。
コロナ休校中、1日中ゲーム三昧の
おバカっちょに育ってしまいましたρ(・・、)
命がけの手術のあとは
大きな病気も怪我もなく
元気に成長しています。
また、子育てに本気で悩んだ時もありましたが
最終的には何があっても
“この子が生きてさえすればいいんだ”と。
親としての希望より
ムスコくんが笑顔でいられるほうを選択してきました。
おかげで、今は親子関係も良好と言えるかと思います(^^)
子育ては本当に自分が鍛えられます。
大きく成長する機会を与えてくれた
ムスコくんに、改めて感謝です(^ー^)
さて、次回は最終話。
ムスコくんと私のとても不思議な体験を
お伝えしたいと思います(^^)
楽しみにしていてくださいね
( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
